わくわく公式派生作オタク

「原作では見られないオリジナルストーリー!」にわくわくが止まらない異端のオタク

新ブログ開設にあたって

 二次元オタクが二次元オタクのために、だいたい以下のような言葉を書いているのを、何度も見てきた。
 「他人になんと言われようと、好きなものがあるというのは素晴らしい」と。

 それは、漫画を原作とするアニメのオリジナルストーリーや、実写映画であっても、当てはまると思っていいのだろうか?

 いいんだと言いたい。
 これはそのためのブログだ。


 ……などという大仰な話は建前であって、これは私の好きな「映像化・小説化等の公式メディアミックスに出てくる、原作にはないオリジナル要素」について語ることを、主な目的としたブログだ。


 気をつけて頂きたいのは、私のスタンスは「何かと拙いものとされがちな、メディア化における原作改変の中にだって、こんな秀逸なのもあるんですよ」ではなく、「確かに突っ込みたいところもあるが、私は好きだ!!!!」であるということだ。

 好きではあるが、あんまり出来は良くないかなと感じたものはある。ベタ褒めすることもあるけど、残念ながら自分は大多数の二次元ファンの人々と、「原作と異なるメディア化」の受け取り方が、致命的にズレてしまっているらしい。なので、「このブログで良作かのように書かれていたから見たのに、ただの原作○○プやんけ…」という思いをさせることもあるかもしれない。だが褒めるにせよ貶すにせよ、自分は自分の思ったことを書くだけだから、責任は取れない。悪しからず。

 ただ、「まあこういう話を全力で書く二次元オタクがいたっていいじゃない」という気持ちをこのブログで表現できたら嬉しい。

 そいじゃ、よろしくお願いします。

 あ、あと普通にメディアミックス以外の話も書くと思う。

 

 

【コナン】「米花商店街ダストミステリー」のことを書く(OP感想もあるよ)

 さて、私自身はコロナが怖いんでレンタル待ちを選んだけども、何はともあれ『劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸』が一年の延期を経てようやく公開されたことを素直に喜び、祝福したい。

 今回レビューするのは、先々週にテレビで放送された第1002話「米花商店街ダストミステリー」。恒例の劇場版プレストーリーである。恒例とはいっても昨年は公開が見送られたこともあり放送されておらず、こちらも一年越しとなる。

 

 プレストーリーのパターンとして、普段とは違い死人の出ない日常ミステリーであることが多く、今回もそれに当てはまり「ゴミをめぐる謎」だった。帝丹高校でワールドスポーツゲームスに向けたアイディアが募集される一方、米花町では最近ゴミの増加が問題になり、原因は飲食店にあるのではと町内会は揉めている(飲食店側も感情的になってはいたが、コロナ禍がなく四年に一度のスポーツ大会が予定通り開催される世界線でも槍玉に挙げられるのは確かに不憫だ)。そんな中、毎日くずかごの撤去跡にゴミを捨てているのは一体誰なのだろうか……というのが大筋。

 

 見所は、アニメオリジナルストーリーでは珍しく沖矢昴=赤井秀一世良真純が登場することだ。

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それでも「最高の最終回」を諦めないのがアニメブラクロの魔法なんだ

 3月30日にアニメ『ブラッククローバー』が最終回を迎えると発表された時、純粋に好きな長期アニメが終わるショックや寂しさもあったが、「このタイミングでか…」という気持ちが大きかった。

 新型コロナウイルスの影響による再放送とアニメオリジナルストーリーを挟み、ようやくスペード王国編のアニメ化に入ってからわずか1クールでの終了。

 ただでさえ原作のストーリーの途中でのアニメ版の終わらせ方は難しい。これは本当に仕方のない話なのだが、ちょうど区切りのいいところで終わらなければ「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドになりがちだ。

 ……というか何年も前、原作における第一章が終わるまでを放送したことで、自分の知ってる中ではかなりキレイに終われた原作付きアニメが「打ち切りみたい」とネットに書かれていて絶句した覚えがある。そりゃ、まだ回収できなかった謎や伏線はあったけどさあ……人の評価って、厳しいね……。

 しかも最終回の直前には味方側のキャラクター達が敵に捕まり、救出のためさらなる修行に挑む展開に。こ、ここで終わっちゃうのか。助けられたかどうかまで見せてくれないとこちとらスッキリできないじゃないか……

 

 しかし、実際に最終回を観た後、私はこのようなことを考えていた自分が恥ずかしいとすら思った。

ページ170 ハルカミライ

ページ170 ハルカミライ

  • メディア: Prime Video
 
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月末だし変なサムネイルに癒される

 今回はもー公式派生作でもなんでもない感じです。

 

 この間、友達が「ネトフリで見られるアニメで何かオススメ教えてほしい」って言ってたから何が配信されてるか調べてみたんだけど、ネトフリのアニメ作品のサムネイル、主役乗っ取り案件が多すぎない!?

 いや、「他のキャラがさも主人公のように、タイトルロゴと一緒にデカデカ映ってる」だけならまだいいんですよ。中には知らない人に作品のジャンルを誤解されかねないシロモノも多くて……。美女に飛びついていこうとするコンとか。きっと『BLEACH』ってかわいいぬいぐるみのほのぼのコメディなんだろうなあ。弟・日々人の愛犬アポとか。きっと『宇宙兄弟』って犬の兄弟の話なんだろうなあ。あとテレビ版エヴァ綾波が無限に並んでるサムネは普通に怖い。

 

 各話数ごとのサムネでも、名もなき脇役しか映ってない案件、なぜかオープニング・エンディング映像から持ってきてる案件は結構色んなアニメで見られる。

 

 ジョジョは4部までは比較的まともなサムネをしていたのに、5部になった途端第一話で涙目のルカ、二話でブチャラティが隠れていたやたら老けて見える少年、三話でポルポのいた刑務所の女刑務官と突然の脇役推しが始まる。

 

 もちろん普通のもあるが、見てると段々感覚が暴走してきて、サムネがメローネの被害に遭った女性のアップでも「まあ主人公を追いつめた強敵を生み出した人だからな…」という気持ちになってくるし、サルディニア島の占い師やボスを刺した麻薬中毒でも「まあ一般人でありながらボスの秘密に迫ったり苦しめたりしたすごい奴らだからな…」と思えてくる。怖い。

 

 ただ、これだけは一言申し上げたい。

 推し・ナランチャのメイン回の11話がオープニング映像のフーゴのシルエットなのはどういうことだよ!!

 そんなことあります!!??

 

 ちなみに『PUI PUI モルカー』は全十二話を三話ずつまとめて配信されているが、サムネの四分の三が人間である。

 

 

 ……ここまでネトフリばかりネタにしてきたけど、このはてなブログの記事に貼りつけられるAmazonプライムビデオのサムネにもたまに変なのがある。

 

 以前『ブラッククローバー』について書いた時のことだ。

hijikidays2.hatenablog.com

 

 第一話のサムネイルを貼りつけたのだが、サブタイトルが「アスタとユノ」なのに、映っているのはアスタでもユノでもなく二人を育てた神父のおじいちゃんだった。

ページ1 アスタとユノ

ページ1 アスタとユノ

  • 発売日: 2017/10/09
  • メディア: Prime Video
 

  どういうことなんだろうか。

 

 しかし、色々調べてみたが「なぜか脇役をサムネにしている」案件はネトフリほどは見つからなかった。まあこれが動画配信サービスとして普通なのだ……

 

 

 ただ最後にもう一つだけ突っ込ませてくれ。

 

 

第1話 降板

第1話 降板

  • 発売日: 2020/10/18
  • メディア: Prime Video
 

 なぜ櫻井孝宏さんをサムネにしたんだ……。

 

 

(ちなみに友達には『Dr.Stone』と『GREAT PRETENDER』を勧めました)

つらい時、苦しい時、漫画版おそ松さんがいてくれた

 

 2月26日、漫画版『おそ松さん』の最終巻が発売された。紙版の第一巻が発売したのは2016年5月。アニメ一期終了後からの付き合いだった。

 

 「おそ松さんの漫画版ってどういうこと?あれは赤塚不二夫先生の漫画『おそ松くん』が原作のアニメでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれないが、アニメの『おそ松さん』を漫画化したのがこれです。……説明になってなかったらごめん。

 要するに赤塚先生のおそ松くん→アニメおそ松さん→漫画おそ松さんの順で世に生まれている。なお、漫画化といってもストーリーは全て一話完結型のオリジナルだ。

 

 これまで愛読してきた割には長文で語る機会がなかったので、完結を機に布教記事を書くことにした。

 

 

  • 面白い所その一…アニメに負けないほどエピソードのバリエーションが広い

 ニートの6つ子の話を基本としつつ、パラレル設定の回・F6回・じょし松回も入っているため非常にバラエティ豊かで、この節操がないほどの手数の多さこそまさに『おそ松さん』らしい。

 

  • 面白い所その二…尺が短い分だけテンポが良い。

 なので開始二ページでゾンビにされたチョロ松が出てきたりする。*1

 さくさく進むし、一話一話が気楽に読める。このへんもアニメ版と近い感覚で見れるかもしれない。

 

  • 面白い所その三…これまたアニメに負けないほど、強烈なセリフ揃い

「十四松の骨好きなとこ抜いていいから」

「今の病院はお見舞の生花を禁止しているところがあるからオレ自身が花になった」

「なんであいつ生まれて来たんだよ」と暴言を吐かれて)「たぶんお前らをいつか殺すためだと思うよ」

「お前の吐く二酸化炭素地球温暖化に最もひびく…」(案の定カラ松に対して)

「記憶力がアレなの…?」

「かわいいボクがかわいいパンダになったら世界が滅亡するくらいかわいいものが生まれちゃう予感ー」

 話の流れ的にまったく重要じゃない台詞でも妙に印象に残る。

 

  • 面白い所その四…内容と可愛いトーンとの落差

 少女漫画誌掲載ということもあってか、フワフワしてたりキラキラしてたりする可愛らしいトーンが多く使われている。

 ただ漫画版松は下ネタこそ控えめになっているが、モテない成人無職が主役のブラックジョークなのはアニメと変わらないので、トーンと内容とのギャップがすごい。だがそこが面白い。ポップなお花のトーンに囲まれた六つ子は漫画でしか見られない。

 

 ちなみに一巻の初期は松代が息子全員ニートなのを嘆いていたり、6つ子がトト子を好いてはいるが遠慮なく毒を吐いたりしていた(連載が始まったのは第一期が二クール目に入った頃で、原稿の完成はもっと前のはずなので、恐らく時期による都合と思われる)。6つ子の作画もアニメとはだいぶ違う印象だったが、二~三巻あたりでアニメに寄せた描き方が定着している。

 

 そんな漫画版全十巻の中から、特に好きな回を厳選して紹介したい。

 

*1:でもまあ「クリスマスを過ごすリア充への嫉妬」的な説明だけで開始即ゾンビと化した6つ子を通ってきた松クラのみんなには…常識の範疇だよね!

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【アニメジョジョ5部】ブチャラティは「お前もギャングなら」の後に何を言おうとしていたのか

 以前にもアニメオリジナルシーンでのブチャラティについて書いたのだが、

hijikidays2.hatenablog.com

あの時取りこぼしたシリアスな話がある。

 第20話の回想において、パッショーネの麻薬売買を知ったシーンの話だ。

 

ボスからの最終指令

ボスからの最終指令

  • 発売日: 2019/02/27
  • メディア: Prime Video
 

 

 前回の記事では自分からトリッシュの手をにぎるかっこよさと変な喪服の話で終わったが、この20話のアニオリには、これから待つ運命を思うとあまりに残酷な皮肉となっているセリフも入っている。

 一つはフーゴの「これからもっと組織の上を目指しましょう!」(まぶしく輝く瞳と笑顔が付属!)で、もう一つはあのシーンの中でのブチャラティのセリフだ。

 

 ……まず、麻薬売人に重傷を負わされた父を守るためにギャングになった彼が、組織が麻薬売買に乗り出していたと知るまさにその時やっていたのがある一家を他のギャングから守ることなの、もうすでにしんどすぎやしませんかね……。

 

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そうしてまた自分は『劇場版コナン』に魅了されるのだ

 2月5日、金曜ロードショーで放送された劇場版『名探偵コナン』の第1作・『時計じかけの摩天楼』。子供の頃から何度も見ていて、犯人もオチも知っているのに、つい最後まで見てしまった。

劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

  • 発売日: 2017/04/08
  • メディア: Prime Video
 

 

 プロデューサーさんのnoteによれば、次があるかどうかなんてわからなかったので、青山剛昌先生とともにやりたいことをつめこんだ作品になっているという。どおりで、ミステリー・アクション・恋愛の三本柱のそろった劇場版コナンの魅力が、この時点ですでに完成されているわけだ。多くのレギュラーキャラに出番が与えられているのも良い。

 

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【ネタバレ注意】楽しくも切ない思い出…と怖すぎる犯人のギャップがすごい『警察学校編』

  現在、このブログはアニメ版のオリジナルストーリーや劇場版の記事ばかりだが(小説版や脱出ゲームの話も少ししたけれど)、『名探偵コナン』に限っては「原作者以外が描いた公式漫画」の話しか書いていない。

 

hijikidays2.hatenablog.com

 

hijikidays2.hatenablog.com

 

 不思議といえば不思議であるが、『コナン』といえばタイトル通り「小さくなった名探偵」である江戸川コナンくんが活躍するミステリーものという、幼少時代からすりこまれたイメージとのギャップが自分には面白いのかもしれない。そのうち劇場版の話も書いてみたいですけどね。

 

 というわけなので今回は、人気キャラ・安室透=降谷零と諸伏景光・松田陣平・萩原研二・伊達航の警察学校時代を描いたスピンオフ漫画の感想です。

 

 「わくわく公式派生作オタク」的には、原作では名前しか登場せずアニメ版の追加シーンで初めて容姿と台詞が与えられた萩原が、その後スピンオフのメインキャラクターになったことは興味深いものです。

  なおコナンくんは全然登場しません。7年前の話なので新一として小学生やってると思うけどもね。

 

 

※重要なネタバレが含まれておりますので、上下巻読了後の閲覧を強く推奨します

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