わくわく公式派生作オタク

「原作では見られないオリジナルストーリー!」にわくわくが止まらない異端のオタク

「子供の頃、『ような』が『よな』に聞こえるアニソンが多かった」のは私の記憶違いか否か

 すみません。2月が終わるまでの数日で書き上げられそうなネタ、これしか出ませんでした。

 

 人に話したことはあまりないのだが、幼い頃からすごく気になっているものがある。

 歌詞だと「ような」と書かれているが、実際の歌は「よな」と歌っているように聞こえる歌だ。

 (おそらく)曲のテンポを重視して、縮めて歌われているというか…。

 

 なんでそんな細かいことが気になるのかというと、よくわからない。別に「ちゃんと歌ってないじゃないか!」とか不満を持ってるわけではない。

 多分、自分が歌う時は「ひとつひとつ、はっきりうたおうね!」と大人から言われていたであろう幼い私にとって、テレビから流れる歌が「う」を省略しているのはかなり衝撃的だったのではないか。

 その衝撃を引きずったまま、大人になってしまったのかもしれない。

 

 だが、最近私はふと思った。「私が、こんなことを気にするきっかけになった歌はなんだったのだろう?」と。

 確か…小学生の頃までに聞いた歌だったんじゃないか?と記憶をよみがえらせていると、そういえばあの頃の自分は、アニメを見ながら(「ような」が「よな」になってる歌って、いっぱいあるんだなあ。そういうものなのかな)と常日頃考えていた気がする……。

 本当に、当時見ていたアニメの主題歌にはそういう歌が多かったのだろうか?

 

 というわけで、ブログの更新頻度水増しのために調べることにした。

・自分が物心ついてから小学生の頃までに聞いたものと思われるので、90年代末〜00年代半ば。

・女性ボーカルだった気がする。

・爽やか、もしくはアップテンポなイメージ。

・オープニングかエンディングかで言うと、オープニングの曲。

 今回の検証には、「歌詞の一部」と「タイアップしたアニメのタイトル」を同時に検索条件にできる歌詞検索サイトと、元々使っている音楽配信サービスを駆使。便利な時代だ。

 

 なお、先述の通り自分は「よな」に聞こえる歌に不満があるわけじゃないし、歌や歌っている人を貶す意図はないので、好きな歌が挙げられていても「クソみてえなブロガーがネットに雑音流してんな~」と思うことにして怒らないでもらえるとうれしい(…というか、今回挙げるのは私自身にとっても大好きな歌ばかりである)。

 あと、もしかしたら「いやこれは普通に『ような』って歌ってるだろ。『よな』に聞こえる方がおかしいだろ」と思う人もいるかもしれないが……。

 ……正直、自分でも「よな」と聞こうとすれば「よな」に聞こえるが、「ような」と聞こうとすれば普通に「ような」に聞こえる気がしてきた。聞けば聞くほどわかんなくなっちゃった。

 結論:深く考えたらダメ。ということで。

 

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【アニメ版マギ】アニオリ大好き異端オタク、9年越しにアリババの堕転を語る

 未だに言いにくいことではあるが、私は放送当時からアニメ版『マギ』第一期の終盤で、もう一人の主人公・アリババが堕転(いわゆる闇堕ち)するオリジナル展開が好きだ。

 だって、自分の性癖を自分の性癖でぎとぎとにコーディングされた上から、さらに自分の性癖でごてごてにトッピングされた料理が自分の性癖の皿に乗って出てきたら、他の人がどんなに嫌な顔をしようが自分だけは笑顔になっちゃうじゃないですか。

 ごめんなさい。この記事を書くのはそういう奴なんです。あきらめてください。

 そしてお恥ずかしながら、未だに原作を二期最終回から二巻分くらい後までしか履修できていないので、ツッコミ所は生温かく見逃してほしい。

 

 放送終了からそう月日の経たないうちに、「アリババくんの堕転について、180字でなく長文で書きたい」とツイートしていた気がする。しかし、その後も「いつか書く」と繰り返しつつ結局書かないまま、『マギ』アニメ化10周年のアニバーサリーイヤーとなってしまった。

 

 あ、ちなみに堕転のくだりが放送されたのは2013年なので、記事タイトルの通りアニメ版アリババくん堕転からは9周年のアニバーサリーイヤーである。

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これは二期OP

 

 アニメ化10周年だけではなく、

・原作者・大高忍先生の最新作『オリエント』のアニメ化

・日5枠の復活

と他にもマギ関連の話題が多い2022年。

 もしや……ガイアが私に「いい加減アリババの堕転を語れ」とささやいている……?そうかな…そうかも…

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【小説版呪術廻戦】多彩な短編から見えるのは多彩な「しんどい」で『逝く夏と還る秋』

 とりあえず間違えて開いてしまった人がいるなら謝りたい。すまん。劇場版の話ではない。

 めっちゃ観に行きたいけど感染者があっという間に超増えたし、いつならオミクロン株への恐怖を乗り越えて観に行けるかわからないんだなあ たつを。

 

 さて、小説第一巻は里桜高校での事件の後の話……つまりテレビアニメ版を履修していれば読めるらしいとは知っていたので、以前から読もうとは思っていたが、予定より結構遅れて今年の正月になった。

 

※以下、小説版一巻とテレビアニメ版の内容のネタバレがありますのでご注意ください

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2021年の「わくわく公式派生作オタク」を振り返る

 皆様、本年も私の公式派生作語りにお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

 2021年最初の更新となったアニメ版『文豪とアルケミスト』の記事をはじめ、昨年と比べて多数のアクセスを頂き、驚くやら嬉しいやらでした。

hijikidays2.hatenablog.com

あまりに良すぎて来年越えられる自信がないほどのスタートダッシュ

 

 さて、今になって昨年末の記事を読み直すと、「2021年の課題」と考えていたことの多くは達成できたんじゃないかなと。

hijikidays2.hatenablog.com

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【無限列車編】今だから見直したアニオリ回「炎柱・煉獄杏寿郎」

 「煉獄さんロス」に陥ったのが無限列車編の劇場版とテレビ版を見終えた後ではなく、遊郭編の第一話を見た後だったのは、私だけではないと思いたい。

 煉獄さんが亡くなった後の炭治郎と煉獄家のエピソードが描かれたからだろうか。「ああ、煉獄さんは本当に死んでしまったんだ。この先回想でもない限りあの人は出てこないんだ」という実感が、悲しいほどに湧いてきた。

 

 そんな今だからこそ、無限列車に乗る直前の煉獄さんの活躍を描いた、テレビ版のアニオリ回「炎柱・煉獄杏寿郎」を見直してみた。

 

 煉獄さんの強さ、豪快で優しい人柄を存分に描いたこのエピソード。

 温かいのにガンガン抉ってくる結末に、二度目の視聴でより一層強く心を殴られた。

 

 

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【実写版ジョジョ4部】本当の「好き」は他人の評価で砕けない。見返してわかった魅力の数々

 「好き」が必ず報われるなら幸せなのに。

 

 恋の話ではないんだ。今回の記事は待望の(いや、別に誰も待ってねーかもしんないけど)実写版レビュー。

 作品は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。

 

 …そう、第一章なのだ。

 ジョジョの実写化といえば、後発のドラマ版『岸辺露伴は動かない』(厳密にはスピンオフだが)は好評を得て、今年の年末も続編が放映される。

 

 一方、こちらは興行収入が振るわなかったためか、2017年夏に公開してから未だに第二章の音沙汰が全くない。

 さらには承太郎役・伊勢谷友介氏が後に逮捕されてしまうという泣きっ面に蜂は蜂でもスズメバチだろおい第二章を作ってほしい層に降りかかる幸せと不幸のバランス一体どうなってんだよおかしいだろ!とあまりの仕打ちに叫びたくなる私を誰も責められまい。仮に責められても無視する。

 記事冒頭の文章はそういうことである。

 

 でも、私は実写映画版4部が失敗作だなんて、絶対に言わない。親友や家族の命でも人質にとられない限り、言ってやるものか。

 

 

 …というのは、公開当時から四年数か月ぶりにアマプラで見直す前に書いた文章だった。

 別に、見直したら「自分は失敗作なんて言わない」という考えが変わったわけではない。むしろますます強固になったくらいだ。

 

 ただ、「ふええ…つらいことばっかりだよお…第二章が決まらないと心が救われないよお…ふええ…でも何も動きがないよお…」とメソついた感情が、

 

 面白いじゃん!!!!これ!!!!スゲー良い映像化じゃん!!!!これ!!!!

 売り上げとか他人の評価とかしらねーーーーー!!ばーーか!!

 ってたいへんイケイケな感情に変わっただけの話である。

 

 まあ確かにその感情も「続き見たいのになんで無いのぉ…?」に帰結することはするのだが……。

 それでも、仮に第二章が今後も作られないとしても、私を魅了した時点でジョジョ4部の実写映画化は正解だったし成功だったとしか、今の自分には思えないのだ。

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【漫画版ツイステ】伊勢海老監督生こと円満雄剣はいいぞ。と「ゲームが漫画になる」面白さ

 以前も書いたが、スマホゲーをあまりやらない自分にしては珍しく、ディズニーの人気ゲーム『ツイステッドワンダーランド』にハマっている。

 ゲーム共々ハマっているのが、「月刊Gファンタジー」で連載中のコミカライズ版だ。先月単行本1巻が発売されたため、そのレビューを書こうと思う。

 

 さて、プレイヤーの皆様ならご存知のことだが、ツイステの主人公「監督生」は姿が描かれない。性別も曖昧にされている。名前もデフォルトは「ユウ」だが、変更可能だ。

 なので、ファンアートでは男子に描かれることもあれば、女子に描かれることもある(男子校が舞台のため、後者では男装している設定も多い)。どちらともとれるように中性的な見た目だったりもする。

 

 しかし漫画という媒体になる以上、主人公の姿を描かないわけにはいかない。

 果たして、コミカライズの監督生はいったいどのような人物なのか……答えはガタイのいい剣道男子だった。

 

 ……え?

 

 ガタイのいい剣道男子だったのである。

 

 えっ……!?

 

 かくして、コミカライズ版監督生・円満雄剣は、ゲーム内の監督生にフロイドがつけたあだ名「小エビちゃん」にちなみ、ファンから「伊勢海老監督生」「伊勢海老くん」「伊勢海老の兄貴」と呼ばれるようになったのだった……

 

※というわけで1巻収録分のネタバレあります(未収録の内容は書いてません)

 

 

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