わくわく公式派生作オタク

「原作では見られないオリジナルストーリー!」にわくわくが止まらない異端のオタク

昔好きだった『劇場版BLEACH』第二作を見たんだけど、やっぱ好き

 7月は一度も更新できずすみませんでした。その分、8月は更新頻度上げたいです。

 

 この間、久々に『劇場版BLEACH』第二作をレンタルで見た。多分、10年ぶりだったと思う。

 

 

 当時中学生だったなー。懐かしい。

 

 冬の公開作ですが、とにかく氷がいっぱい出てくるので夏見ると涼しくなれるよ。

 

 

 

 本作は人気の高い日番谷冬獅郎を主役に据え、彼の親友だったという設定のオリジナルキャラクター・草冠宗次郎が敵として現れ、物語はふたりの過去・因縁を描きつつ展開する。

 

 

 まずこの映画の好きポイントとして、できるだけ多くのキャラに見せ場を作っている。

 差はあれど現世組や隊長・副隊長格らに活躍するシーンが与えられており、特に好きなのはパワーアップした草冠に向かっていった剣八が倒されたと思ったらピンピンしてて塔を真っ二つにしちゃったとこ。

 普通だったらかませになって終わりそうなところだけど剣ちゃんだからな…。

 

 一角の活躍もすごく好きで、彼は理由あって卍解できるのを隠してる設定なのだけれど、「みんなには秘密にしてくれよ!」の一言で卍解しちゃうっていう。石田くんよりまどかのセリフが似合いそうだ

 あ、いいんだ、ソレ!!アリなんだ!!そういうの、やってええんか!!

 

 しかし個人的には、劇場版オリジナルストーリーはそう言いたくなる要素が入ってるくらいがちょうどいいんじゃあないかと思っている。

 

 

 活躍といえば、さっき書いたように日番谷が主役となっているこの映画。では本来の主人公の黒崎一護はあまり目立たないのか?というと、決してそんなことはない。

 

 恥ずかしながら『BLEACH』はそこまで見直しをしてるわけではないから、記憶違いだったら申し訳ないのだけれど、テレビシリーズ本編での二人って(少なくともこの第二作公開時点では)関わりはあるがそれがそこまで深いって印象じゃなかった。

 なんだろう、たぶん「私とあなたは友達じゃないけど私の友達とあなたは友達」ぐらいの距離感。「冬獅郎!」「日番谷隊長だ」のやり取りはよく覚えてるけど。

 

 そんな二人をどうやってストーリーの中心として成立させるのかというと、「一護が母を喪った悲しみを独りで背負っていたかつての自分を、孤独に戦う日番谷と重ねて彼を一喝する」という……これが熱い!!!

 ていうか、嬉しいことも悲しいことも俺たち家族で分け合うんだ、じゃないと寂しいぜ、と話す一心お父さんがいいパパすぎてな…黒崎家、尊くてな…。

 

 

 そう、一護くんって護廷十三隊に対して特殊な立ち位置だよなあと。映画前半で「お前には関係ない」と言われる通り部外者でありながら、決して浅くない関係を築いている、現世の死神代行。

 元は一高校生なので、日番谷と草冠が中央四十六室の命令で戦わされた末、負けた草冠は目の前で処刑されたという過去を知れば、「人の気持ちをなんだと思ってんだ」と憤ったりもする。

 

 アラサーの今聞くとこの台詞はすごくベタにも思えるのだけれど、でもそういう真っ直ぐな想いを口にできる彼だからこそ、規律で統制された尸魂界の死神たち(まあ、例外はいるが)には難しい行動に堂々と出て、事態を変える。それが日番谷を救うことができたのではないか、彼が過去に決着をつけるのを支えられたのではないか。

 

 まさに「人の気持ち」が、これまでの関係性が特別深かったわけでなく、立場も境遇も違う両者を結びつける。

 

 そして日番谷と草冠との決着は、運命に翻弄されようと彼らの友情は永遠のものであるという、やはり「人の気持ち」による哀しくも美しい結末で幕を閉じた。

 

(そういやシロちゃん、序盤から一護に「冬獅郎!」と呼ばれまくってるのに言い返さないなあと思ってたら、一度は捨てた「十番隊隊長」としての自分を取り戻したラストでようやく「日番谷『隊長』だ」と返す流れもエモい)

 

 

 主題歌のサンボマスターさんの『光のロック』も、「爽やかに泥臭い」と書くとなんか変な褒め方だけれど、とにかく今でも好きな曲だ。

光のロック

光のロック

 

 

 それにしても見返していてつくづく、自分はやはりジャンプアニメの劇場版が好きだなあと思った。もう大好き。

 会社の盆休みが丸々一週間以上もあるのに旅行もなんも行けね~~!!きーっ!と思ってたけど、おうちで「ジャンプアニメの劇場版」鑑賞の夏、でもいいのかもしれない。

 

 

とりあえず昨年観に行ったやつを宣伝しておわります

ONE PIECE STAMPEDE

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