「この前見たアニメ◯◯、面白かったな〜。おっ、公式アプリで原作無料じゃん!」と読んでみたら、「えっ!?あのシーンもあのシーンもアニオリだったの!!??」ってビビったことない?わいはある。
今大人気の『SPY×FAMILY』がまさにそれなのだ。
このエピソード、アーニャのイーデン校合格祝いに『お城で助けられごっこ』をするため、城を借りて他のスパイも動員することに……という大筋は原作と同じだ。
ただし、舞台が単に古城ではなく、アーニャの大好きなスパイアニメと同じギミックがあるテーマパークに改装された設定に変更されている。
おかげでゴンドラに乗ったり、カラーボールを撃ち合ったりと、動くアニメなのを活かしたオリジナルシーンがたくさん盛られることに。やったぜ!!!!
言わば原作以上のギャグアクション回に仕上がっているのだが、きっちり作品の魅力を押さえてくれてもいる。そんな第5話を語らせて頂こう。
ロイドは集まった組織のスパイ達に、足踏みによるモールス信号で「今回の任務について詮索せず、フランキーに従え」と指示。
しかし、彼らはノリノリなフランキーに「ロイドマンに立ちはだかり苦しめろ!」と煽られ、あの黄昏に挑める高ランク任務と受け取って本気を出し、ロイドの想定以上のスケールに。
ここに、『SPY×FAMILY』の持つ面白さの一つ「偽装が誤解を生んだ結果、意図せずいい感じにまとまってしまう」が、バッチリ入っているのだ。
あと、「ほんきのロイドマンみたいなー!」ってお願いしたり、喜んでぴょんぴょんしたりするアーニャちゃんがめっちゃめちゃかわいい!!
こうして、ものすごくスタイリッシュでかっこいいBGM(ボーカル入り)と気合いの入ったアクション作画でロイドはモブスパイ達をなぎ倒していく。
ここでも「ハイスペックなキャラが真面目に可笑しなことをやる」という『SPY×FAMILY』の魅力が凝縮されている。そして、それをスタッフが実際にやっているのだから、面白くないわけが無い!!
敵の集団から銃(※弾はカラーボール)を奪い一掃、爆炎の中で華麗に人間ロープウェイと、まるでスパイ映画のような絵面になってる本物のスパイ。
ていうか爆炎出るギミックって、このテーマパーク結構危険じゃない!?今回は本物のスパイだからよかったけど!!