わくわく公式派生作オタク

「原作では見られないオリジナルストーリー!」にわくわくが止まらない異端のオタク

【アニブリ】たまには原作にないキャラの絡みも楽しんでみる

 本当に遅くなってしまい申し訳ないのですが、以前から「アニメ版『BLEACH』の日番谷と夏梨が仲良くなってるオリジナルストーリーについて書いてもらいたい」とリクエストを頂いておりました。

 

 二人の回は破面篇序盤と終了後に二度ありました。確か(お恥ずかしながら完全には履修できてないけど)原作では接点がないはずです。

 

 一度目の破面篇序盤のあたりには、日番谷先遣隊がそれぞれ空座町で虚と戦いながらも現世の人々とほのぼのやってるアニオリ回が他にも何話か入ってまして、原作ストック等の都合だったのでしょうが(この後織姫が囚われの身になって本格的に破面との戦いが始まるんだよな〜)と思うと嵐の前の静けさですね。

 

 

 で、二人がどう絡むのかというと、夏梨がサッカーの助っ人を探している時に偶然日番谷と出会います。

 「誰がドチビだ!」と心なしか錬金術アニメで親の声より聞いたような声とセリフで叫ぶ日番谷

 それに対し、「そこまで言ってないけど…」とやはり心なしか錬金術アニメで聞いたような声でつぶやく夏梨…。

 

 それはそうと、「あいつ銀髪だし、不良かも…」と警戒していた夏梨の友達の男の子がスーパーシュートを見た途端「すっげー!!冬獅郎かっけー!!」ってめちゃくちゃ懐いてくるの、流魂街で祖母と桃ちゃん以外に忌避されていた過去を踏まえるとほっこりするなー。

 

 いざ試合の日、もぅまぢムリ。。鼻でスパゲッティ食べる練習しょ。。と沈む男の子達を「ここまで来たらやるしかねーだろ!」と引っ張る夏梨ちゃんマジ漢前。

 しかし後からやってきた日番谷のおかげで逆転…まあ、尸魂界にサッカーあるのか…?と思ったりもするけども。無くても天才児(児…?)シロちゃんなら即興で何とかなるのだろうということでね。蹴鞠はありそう。

(別のアニメオリジナルストーリーを見る限り、少なくとも旧アニメの設定では「蹴鞠はあるけどサッカーはない」で確定っぽい)

 最後に日番谷は夏梨が一護の妹だと知るのですが、「お前、黒崎の妹か…道理で…」の次は「お前ら、志波隊長の子供か…道理で…」が聞いてみたいです。知ってるのかな。知らなさそう(アニメ勢より)

 

 

 もう一つのストーリーは藍染を倒した後に入ったもので、少し切ないお話。

 

 

 日番谷は引き続き夏梨達とたまにサッカーをしているようで、カーディガン+シャツ+ネクタイと明らかにそれスポーツ向きじゃないだろって服にも関わらず活躍していました。

 

 このお話では、日番谷が空座町で出会ったおばあさんを「ハルばあちゃん」と呼んで気にかけていると語られています。

 ハルさんは家族がおらず、霊が見えるせいで周りに避けられている。自分の祖母と重ねているのでしょう。

 ハルさんの方も「冬獅郎ちゃん」と孫のように可愛がっていて、自宅で好物の甘納豆を振る舞ってくれます。ほっこりしますね(そればっか)。

 彼がやたらハルさん宅の和室の縁側でイケメン特有の足の組み方をしている絵面は地味にじわじわきますが。

 

 そんなハルさんの家には、「雪が見たい」という想いで現世に留まっている幼い少年の霊がいて……。

 クライマックスは切なく美しい音楽(原作エピソードでも何度か印象深いシーンで流れていた気がします)と雪が降る情景を併せて良い場面になっていました。

here to stay

here to stay

 

 ちなみに、話の途中で夏梨が日番谷を黒崎家に連れて来るのですが、「夏梨ちゃんが彼氏を連れてきた!」と大はしゃぎの遊子、「冬獅郎、お前…」とすごむ一護(冗談でしたが。でも、冗談のために食卓に座って読んでいた新聞を置いて…っていかにもそれっぽいムーブをする凝りようが笑える)が面白かったです。

 遊子は「こんな時にお父さん留守なんだから〜」と言っていましたが、もしいたら…

「夏梨に彼氏だとぉ!?一体どこの男だ…って冬獅郎じゃねえか!!」

「志波隊長!?今までどこに…なんで黒崎の家に!?」

「親父と冬獅郎って知り合いなのか!?親父が志波ってどういうことだよ!」

 …ハルさんの話どころじゃなくなってましたね。留守でよかったわよ。

 一心パパも、こんな空気で息子に自分の過去を話すわけにはいかんよね…と千年血戦篇での過去回を見た後だとつくづく思います。

 

 ところで夏梨は日番谷が死神で、しかも大人のおねいさんを部下に持つ身とわかった後も同い年みたいに振る舞ってるのが面白いです(このへん、毎回「冬獅郎」と呼ぶ一護の妹らしいですね)。

 日番谷も態度は少しぶっきらぼうだけど満更でもなさそうというか。

 一つ目の回では一護が死神だと知って悩んでいた夏梨を「お前の兄だろ」と諭したり、二つ目では少年の霊を信じたい気持ちから出した仮説を否定しなかったり、毎回ラストでは日番谷の優しさとか面倒見の良さが光っている。

 なお夏梨はいつでも自分のサッカーチーム所属の扱いにしてくれてるみたいで、本人も悪い気はしないようです。

 神童ゆえにこういう距離感で付き合える相手って希少なのかもしれませんね。結構良いコンビだと思います。

 

 

 さて、いつもながら記事の締め方が下手で申し訳ないんですが、7月の千年血戦篇第2クールを楽しみにしつつ終わります。ばいばい👋