わくわく公式派生作オタク

「原作では見られないオリジナルストーリー!」にわくわくが止まらない異端のオタク

【ネタバレ注意】『FILM RED』二つの世界をつないだウタの鳴り止まぬ歌

 公開前後、「何かすごい現象が起きてるな」とは感じていた。

 音楽チャートを席関するウタの歌。

 

 私がまだ5〜6歳の頃から追ってきた『ONE PIECE』において、原作にはほぼ登場しないキャラクターが、我々の世界に巨大な波を起こしている。

 Adoさんの人気もあるのだろうが、「これまでの劇場版とは全く違うことが起きてる」と鑑賞前から強く思わされた。

 

 思わされたが、「でもストーリーの方は(良い意味で)ほぼいつも通りなんだよね」などと甘い考えに浸っていた。

 今になってふり返ってみると本当に甘い、甘すぎる……。

 

 そして鑑賞後、つくづく「やられた!」「とにかくやられた」「私は尾田先生とスタッフの方々の手のひらの上だった!」と強い衝撃を噛みしめた。

 

【注意!!この先、『FILM RED』の結末の最も重要なネタバレをはっきり書いています。できれば鑑賞後に読んでくださるようお願いいたします!!】

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ディズニー『シンデレラⅢ 戻された時計の針』がめちゃめちゃ良かった件

 某魔法学園スマホゲーのモチーフを履修するために「Disney +」に加入し、ディズニー作品を見ている私だが、当初の目的に関係なく純粋に楽しんでもいる。

 

 特に感銘を受けたのが、先週見た『シンデレラⅢ 戻された時計の針』だ。言わずと知れた『シンデレラ』の続編にあたるOVA

 

 シンデレラが王子と結ばれた後、継母のトレメイン夫人と義姉はフェアリーゴッドマザーの魔法の杖を手に入れ、時間を巻き戻して過去改変しようと目論む。

 つまりトレメイン卍リベンジャーズである(そうか?)。もうここだけでめちゃめちゃ面白いな…。

 

 これまで扱ってきた作品とはだいぶ毛色が違うが、まあ童話や有名アニメ映画の派生作ということで。

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たぶん人生初・救われてほしかった悪役?『おしゃれなカラス』

 幼い頃の私は、「桃太郎って鬼の方が被害者なんじゃね?」とか「シンデレラって本当に王子と結婚した後幸せになれたの?」とは別に思わなかった。

 ただ、童話の中で『おしゃれなカラス』だけは、初めて読んだ時からうがった見方をしていた。そして、大人になった今でもその気持ちを引きずっている。

 

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【アニメ銀匙】その問いに答えはない。それでも自分にできることを

 7月から9月まで原作の原画展が開催されるのに合わせて、北海道テレビ放送で『銀の匙 Silver Spoon』のアニメ第一期が再放送されていた。

 

 まあ正直二期も流してほしかったのだが、本来なら他局の作品を流してくださっただけでもありがたく思うべきなのだろう(銀匙はフジテレビのアニメだが、北海道テレビ放送テレビ朝日の系列局)。

 

 アニメ版銀匙といえば、本放送を見ていた頃から印象に残っているアニメオリジナルシーンがある。

 それは、原作でも序盤の大きなエピソードである「豚丼」をめぐるものだ。

 

 

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バトルものの日常回(アニオリ)からしか摂れない栄養がある

 日常ものも良いが、バトルものの日常回もいいよね。

 というわけで、アニメONE PIECEの懐かしい回と、アニメBORUTOの最近の回のお話をします。

(先にワンピの話から書くので、BORUTOの話が読みたい人はスクロールしてね。すまんな)

 

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あの日私達は中学の演奏会で誰かの推しを汚したのかもしれないという懺悔

 急に思い出したのだけれど、中学時代に自分のいた吹奏楽部の定期演奏会では、曲の合間に寸劇があった。

 毎回、オリジナルキャラだけでなく当時人気だったドラマのキャラを、部員が演じるショートストーリーだった。曲目にドラマ主題歌が多かったので、その関係だろうか?

 

 しかし、当時の私、仮面ライダースーパー戦隊以外のテレビドラマを全然見ていなかった。だから知らないキャラの役を割り当てられても、困った。

 だが、「別に知らなくてもいい、シナリオ通りにやればいいだけなんだから」と言われた。たぶん、他にも自分の演じるキャラの出てくる作品を、見たことのない部員はいたと思う。誰も気にしていなかった。私も「そういうものか」と受け入れた。

 

 私の演じたキャラの登場するドラマは、もうタイトルすら思い出せない。あらすじが、成人男性が訳あって高校に編入するという話だったのは思い出せたのだが。

 で、私の役は、「絶対に笑わないため、『鉄仮面』と呼ばれている担任教師」だった。

 「さあ、授業を始めるわよ」と出てきた矢先に、生徒に「もう今日の授業終わりましたよ~」と指摘され、「ええっ!?そ、そうだったわね(汗)」とそそくさと去っていくだけの役…厳格そうな設定のわりにアホな教師である(※寸劇の中では)。

 

 

 前置きが長くてすまんが、ここからが本題。

 

 あの年は「恋愛」をテーマにシナリオが書かれた。

 同じ学校の後輩女子と先輩男子のラブストーリー…まあその内容は正直中学時代の自分から見てもお粗末であったが、ごく短いし、別にクオリティが要求されるものでもあるまい。ただ、その主役二人がオリジナルキャラという点からも、「これは今までのとはちょっと違うんだな」と感じた。

 

 ……問題は、この手の話にはよくある「当て馬」ポジションであった。

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水島版(旧アニメ)ハガレンくん、序盤から飛ばし過ぎでは?(好き)

メリッサ

メリッサ

 

 実写映画の完結編が公開されたことで、私の中でハガレン再履修の熱がバーンと盛り上がりまして、原作だけじゃなく水島版(旧アニメ)もその対象になっている。

 

 で、改めて見直して思ったんだけどさ……。

 水島版は後半から本格的なオリジナル展開に入り、ホムンクルスの正体は…だったり、あのキャラがあんなことに…なったり、原作より暗く重い展開になるのですが。

 今考えてみると序盤からもう飛ばし過ぎじゃない??というのが今回の話。

 

 ……なんですが私も私でこの記事を書いてて飛ばし過ぎました。

このジャケほんとすこ

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