わくわく公式派生作オタク

「原作では見られないオリジナルストーリー!」にわくわくが止まらない異端のオタク

【小説版ツイステ】ねじれた世界で黒木優也がたどる、成長型主人公のねじれた王道

 ああーーやめたい……。

 対人関係に苦手意識があって突然放られた状況への苦悩の描写が生々しい好きなジャンルの小説版のオリジナル主人公に異様に入れ込む癖をやめたい……。

 

優也はオレなんだーー!!オレだーーー!!ヴェネツィアの運河を泳ぎながら)

 はい。

監督生なんだから100%のオリジナルキャラではないだろ!そうだね……。

 

 こんな導入になりましたが、この記事ではノベライズ版の監督生・黒木優也くんの苦労よりも成長を追っていきます。

 

※この記事にはノベライズ版(プロローグ〜第1章)の内容のネタバレが含まれています。

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【榊原版タイバニ】誰かの世界を変えるのは完璧じゃないあなたかもしれない

 来月、11年越しの続編が配信開始される大ヒットアニメ『TIGER&BUNNY』。

 

 私にとってはもう一つ嬉しいニュースが舞いこんできた。榊原瑞紀先生によるコミカライズ版も続編の連載が決まり、前作の新装版も発売されるというのだ。

 人気作だけあってタイバニのコミカライズは異なる作家により複数展開されているので、ここでは本作を「榊原版」と呼称する。

 

 

 前作はアニメ版ジェイク編までのコミカライズなのだが、ストーリーは中盤から大幅にアレンジされている。

 アニメでのヒーローが一人一人ジェイクに挑んでいく展開の代わりに、それぞれの陣営に分かれてシュテルンビルト崩壊阻止のため奮闘するストーリーだ。

(ところでそのアレンジで潜入することになったおかげでバーナビーの変装姿が見られるのですが、髪結んでるわ眼鏡も大きいやつに替えてるわで最高としか言えないほど最高なんでバニクラはみてみんなみて)

 桂正和先生とはまた違うスタイリッシュさとクールさを感じさせる絵のアクションと共に、知っているが知らないストーリーを楽しめる。これぞ、「わくわく公式派生作」だ。

 

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どれだけ叩かれようが自分は好きな漫画の実写版の続編が決まった私を誰も止められない!!!

わあああああ!!

わああああああ!!

「鋼の錬金術師」山田涼介主演の実写映画完結編、2作連続で公開!新田真剣佑がスカー役(動画あり / コメントあり) - コミックナタリー

うわあああああやったああああああ!!!

 

アッ待って…

これはもしかしたら自分の願望が生み出した幻覚かもしれないぞ…?

そうですね…とても残念ですが、私がどれだけ好きでも実写化というのは大多数の原作ファンから成功認定してもらえないと大抵続編は出な

「鋼の錬金術師」山田涼介主演の実写映画完結編、2作連続で公開!新田真剣佑がスカー役(動画あり / コメントあり) - コミックナタリーnatalie.mu

幻覚じゃねえーーーーー!!!

よかったーーーーー!!!

 

もちろん面白いに越したことはないんだけど、仮に続編を観に行ったらつまらなかったとしても、ここまで喜んだことを後悔はしないね。

自分が、四年間と少し待ち続けたことが報われたって事実が重要なんでね。

 

hijikidays2.hatenablog.com

 

 この記事ではデスノート/ハガレンの思い出を書いたけれど、後年の「平凡な大学生」となった月を窪田正孝が演じたテレビドラマ版/山田涼介主演の実写映画版を、自分は不安もありつつ純粋に楽しみにもしていたのだが、あまりにも放送・公開前から否定的な声が多く、正直心が折れて鑑賞を断念しそうになった。

 これは2017年にある程度「吹っ切れる」まで、自分から映画やドラマを観ることがほとんどなかった原因の一つでもあるのだが、金を払って観た作品が面白くなかったことよりも、観て好きになった作品が大勢から「これは評判が悪いから何を言ってもいいヤツだ」と扱われることの方が、圧倒的につらいのは私だけだろうか?

私がどうして「わくわく公式派生作オタク」なんかやってるのかというと - わくわく公式派生作オタク

 

大丈夫さ!!

「好き」は絶対報われるわけじゃないけど、「好き」が絶対に報われないわけでも無いんだよ!!

っていうのが、わかった!!今、不安なこと、怖いことや悲しいことがいっぱいあるけど、ちょっとだけ現実のこと好きになれた!!

 

というわけでそのうち第一作の話書きてえ〜でもその前に榊原版タイバニやツイステも書かなきゃ〜と思いながら、グダグダだけどとにかく書きたかった記事、終わりです。

 

 

実写第一作の頃に出たグッズ。

「実写化なんて原作ファンに何の得があんの?」とか言う奴には、大変可愛らしい新規グッズが出たという事実を積極的に投げつけていこうなァ!!!!

「子供の頃、『ような』が『よな』に聞こえるアニソンが多かった」のは私の記憶違いか否か

 すみません。2月が終わるまでの数日で書き上げられそうなネタ、これしか出ませんでした。

 

 人に話したことはあまりないのだが、幼い頃からすごく気になっているものがある。

 歌詞だと「ような」と書かれているが、実際の歌は「よな」と歌っているように聞こえる歌だ。

 (おそらく)曲のテンポを重視して、縮めて歌われているというか…。

 

 なんでそんな細かいことが気になるのかというと、よくわからない。別に「ちゃんと歌ってないじゃないか!」とか不満を持ってるわけではない。

 多分、自分が歌う時は「ひとつひとつ、はっきりうたおうね!」と大人から言われていたであろう幼い私にとって、テレビから流れる歌が「う」を省略しているのはかなり衝撃的だったのではないか。

 その衝撃を引きずったまま、大人になってしまったのかもしれない。

 

 だが、最近私はふと思った。「私が、こんなことを気にするきっかけになった歌はなんだったのだろう?」と。

 確か…小学生の頃までに聞いた歌だったんじゃないか?と記憶をよみがえらせていると、そういえばあの頃の自分は、アニメを見ながら(「ような」が「よな」になってる歌って、いっぱいあるんだなあ。そういうものなのかな)と常日頃考えていた気がする……。

 本当に、当時見ていたアニメの主題歌にはそういう歌が多かったのだろうか?

 

 というわけで、ブログの更新頻度水増しのために調べることにした。

・自分が物心ついてから小学生の頃までに聞いたものと思われるので、90年代末〜00年代半ば。

・女性ボーカルだった気がする。

・爽やか、もしくはアップテンポなイメージ。

・オープニングかエンディングかで言うと、オープニングの曲。

 今回の検証には、「歌詞の一部」と「タイアップしたアニメのタイトル」を同時に検索条件にできる歌詞検索サイトと、元々使っている音楽配信サービスを駆使。便利な時代だ。

 

 なお、先述の通り自分は「よな」に聞こえる歌に不満があるわけじゃないし、歌や歌っている人を貶す意図はないので、好きな歌が挙げられていても「クソみてえなブロガーがネットに雑音流してんな~」と思うことにして怒らないでもらえるとうれしい(…というか、今回挙げるのは私自身にとっても大好きな歌ばかりである)。

 あと、もしかしたら「いやこれは普通に『ような』って歌ってるだろ。『よな』に聞こえる方がおかしいだろ」と思う人もいるかもしれないが……。

 ……正直、自分でも「よな」と聞こうとすれば「よな」に聞こえるが、「ような」と聞こうとすれば普通に「ような」に聞こえる気がしてきた。聞けば聞くほどわかんなくなっちゃった。

 結論:深く考えたらダメ。ということで。

 

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【アニメ版マギ】アニオリ大好き異端オタク、9年越しにアリババの堕転を語る

 未だに言いにくいことではあるが、私は放送当時からアニメ版『マギ』第一期の終盤で、もう一人の主人公・アリババが堕転(いわゆる闇堕ち)するオリジナル展開が好きだ。

 だって、自分の性癖を自分の性癖でぎとぎとにコーディングされた上から、さらに自分の性癖でごてごてにトッピングされた料理が自分の性癖の皿に乗って出てきたら、他の人がどんなに嫌な顔をしようが自分だけは笑顔になっちゃうじゃないですか。

 ごめんなさい。この記事を書くのはそういう奴なんです。あきらめてください。

 そしてお恥ずかしながら、未だに原作を二期最終回から二巻分くらい後までしか履修できていないので、ツッコミ所は生温かく見逃してほしい。

 

 放送終了からそう月日の経たないうちに、「アリババくんの堕転について、180字でなく長文で書きたい」とツイートしていた気がする。しかし、その後も「いつか書く」と繰り返しつつ結局書かないまま、『マギ』アニメ化10周年のアニバーサリーイヤーとなってしまった。

 

 あ、ちなみに堕転のくだりが放送されたのは2013年なので、記事タイトルの通りアニメ版アリババくん堕転からは9周年のアニバーサリーイヤーである。

ANNIVERSARY - アニメVer. -

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  • provided courtesy of iTunes

これは二期OP

 

 アニメ化10周年だけではなく、

・原作者・大高忍先生の最新作『オリエント』のアニメ化

・日5枠の復活

と他にもマギ関連の話題が多い2022年。

 もしや……ガイアが私に「いい加減アリババの堕転を語れ」とささやいている……?そうかな…そうかも…

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【小説版呪術廻戦】多彩な短編から見えるのは多彩な「しんどい」で『逝く夏と還る秋』

 とりあえず間違えて開いてしまった人がいるなら謝りたい。すまん。劇場版の話ではない。

 めっちゃ観に行きたいけど感染者があっという間に超増えたし、いつならオミクロン株への恐怖を乗り越えて観に行けるかわからないんだなあ たつを。

 

 さて、小説第一巻は里桜高校での事件の後の話……つまりテレビアニメ版を履修していれば読めるらしいとは知っていたので、以前から読もうとは思っていたが、予定より結構遅れて今年の正月になった。

 

※以下、小説版一巻とテレビアニメ版の内容のネタバレがありますのでご注意ください

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2021年の「わくわく公式派生作オタク」を振り返る

 皆様、本年も私の公式派生作語りにお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

 2021年最初の更新となったアニメ版『文豪とアルケミスト』の記事をはじめ、昨年と比べて多数のアクセスを頂き、驚くやら嬉しいやらでした。

hijikidays2.hatenablog.com

あまりに良すぎて来年越えられる自信がないほどのスタートダッシュ

 

 さて、今になって昨年末の記事を読み直すと、「2021年の課題」と考えていたことの多くは達成できたんじゃないかなと。

hijikidays2.hatenablog.com

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